歯科治療ガイド

一般歯科(むし歯治療)

歯の成り立ち

歯のけがやむし歯などを理解するうえで、歯のなりたち(解剖)を
まず理解しておくことが大切です。
私たちが普段「歯」とよんでいるところは、歯ぐき(歯肉)から顔を出しているエナメル質という部分で、歯冠とよばれています。

実際にはこのエナメル質の他に、象牙質、セメント質、そして歯髄からできています。歯髄は普通「歯の神経」とよばれていますが、この部分には血管や神経が豊富に集まっています。
歯は歯ぐきと骨の中から生えていますが、歯をしっかりと骨に固定する役目をになっているのが歯根膜という組織です。

ページ上部へ戻る

むし歯の進行状態


<この3つの輪が重なり合う
時間を短くすることが大切です。>

むし歯は大きく分けて、「初期のむし歯」と「進行性のむし歯(二次カリエス)」に分けることができます。

全ての方は、まず「初期のむし歯」からむし歯がはじまっていくのですが、この初期むし歯は歯の表面を覆っている
”エナメル質”が溶ける(脱灰する)ことからはじまります。

”エナメル質”が溶ける(脱灰する)原因は、「お口の中の環境が酸性(P.h. 5.5以下)に傾くこと」に起因します。
つまり、お口の中が酸性になったときに、まず歯の表面の成分が溶けていくのです。

エナメル質は、カルシウムやリンなどの成分からできており、これらが歯から抜け出していくことを”脱灰”といい、
この脱灰こそが、「初期のむし歯」の原因です。

では、なぜ、お口の中が酸性に傾き、エナメル質が溶けるのか?というと、その原因は、

●歯の表面に定着しているむし歯菌(ミュータンス菌)
 → ミュータンス菌は常に歯の表面に付着し、食事により「糖」が供給されると、それをエネルギー源として、”酸”を産生します。この酸により、エナメル質表面が酸性に傾き、脱灰が起こります。

●酸性度の高い食品の摂取
 → ミュータンス菌が原因となる酸以外にも、炭酸飲料や調味料など、もともとの酸性度が高い食品を多量に摂取することによって、エナメル質が溶けることがあります。これによりできたむし歯を「酸蝕歯(さんしょくし)」といいます。

の2つがあります。しかしながら、たいていの原因はミュータンス菌によるものですので、

(1)ミュータンス菌の存在有無や量をしっかりと管理すること
(2)糖を含む食品、酸性度の強い食品を摂取したまま寝たり、
   歯磨きを疎かにしない
(3)歯を脱灰から守るために、脱灰から歯を守るフッ素の利用
   方法を知り、脱灰と反対の働き(再石灰化)を促す唾液の力を
   高める

 
といったことが必要です。

進行性のむし歯については、これだけでは対処が不十分な場合もあります。

いずれにせよ、しっかりとむし歯ができた原因、むし歯が進行する原因は、患者さん1人1人、状況がことなりますので、当院では「サリバテスト(唾液検査)」と呼ばれるむし歯の根本的原因を測定する専門的な検査によって、これから未来のむし歯ゼロを目指すためのプログラムも実施しております。

歯は1度削ってしまうと、2度と元にはもどりません。
自分自身の一生に一度しか得られない天然歯を一生大切にしていただきたいと思いますので、
この機会に是非、むし歯予防について真剣にご検討下さい。


  • C1

    細菌によってエナメル質が冒された状態


  • C2

    細菌が象牙質にまで冒された状態


  • C3

    細菌が歯髄(神経)まで冒された状態


  • 神経が死んでいる状態

    髄が死んで、歯髄が通っていた管(根管)が完全に細菌で汚染された状態で進行すると根元に膿が溜まり歯ぐきが腫れる


  • C4

    完全に歯冠部(歯茎から出ている部分)が崩壊した状態(C)から(D)に移行してから(E)状態になったり(C)から(E)状態、或いは(E)+(D)状態になったりさまざまな経過を通る可能性がある

ページ上部へ戻る

まずはお気軽にご相談・お問い合わせ下さい。
tel:078-577-0456メールでのお問い合わせ
診療が混み合っている場合など、必ずしもご希望のお時間にご対応出来ないこともございます。
また内容によりお答え出来ない事項もございますので、予め何卒ご理解の程お願い申しあげます。