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見過ごすことができない歯科診療台(チェア)のお水
治療の時にお口に入る水、そのお水は本当に安全ですか?
皆さんは、これまで歯医者さんで治療を受けた時、
- うがいで使用している水
- 歯を削る治療をしているときに、お口に溜まる水
- 歯医者さんが次の患者さんの治療に当たる前などに手洗いしている水
を気にしたことがありますか?
多くの方は、あまり気にかけたことがないのではないかと思います。医療機関は安全であるという認識を多くの患者さんにお持ち頂いているため、信頼して頂いているからだと思います。
一般的に、多くの歯科施設で利用されている水道水は、通常の蛇口からの採取で細菌はほとんど存在せず、残留塩素濃度が4ppm以上に保たれています。
しかしながら、その一方で、この水道水を利用しているはずの歯科治療用ユニット(実際に患者様の施術を行う治療台)の先端(治療器から出る水・うがい用の水・他)から採取した水を調査すると、報告により70%~100%の割合で、安全な水道水の基準(100cfu/ml以下)を超える、多量の細菌の存在が確認されています。
なぜ、歯科の治療ユニットから細菌が検出されてしまうのか?
歯科で用いる治療器具の多くは、コンプレッサーと呼ばれる空気圧を用いるものなど、様々なものがあります。
治療中に歯を削る際、一緒に水を出すことが多いのですが、その際に、器具のチューブ内に水が逆流することなどがあると言われています。
また、一般的にこのチェアに水道水が到達する前に、浄水フィルターなどを開始、もともと水道水に含まれていた残留塩素が取り除かれていることが多いため、ユニット近くに残った水に細菌が繁殖しやすくなるようです。
ユニットに逆流する水には、患者様の治療中のものが多く含まれることが否めないため、歯周病菌やむし歯菌などの悪玉細菌はもとより、様々な有害な細菌が繁殖するリスクを抱てしまう場合があります。
そのため、歯科医院のユニット環境において重要なことは、「ユニットから出る全ての水が、あらゆる細菌を除菌できる性質を持つ“残留塩素を適切にコントロールされた水”であること」が求められます。
ユニットから出る水を殺菌水に変えるエピオス・エコシステム
当院はこのユニットの汚染水の問題にいち早く着目し、治療中の水を安心・安全なものに変える「エピオス・エコシステム」を導入しております。
このシステムは、給水ユニット内、及びユニット吐水の残留塩素濃度を適正に保ち、衛生的な歯科治療水を提供するための、クリニック全体の水をマネジメントするための治療水です。生成される水は、電解中性水・中性機能水・中性殺菌水などと呼ばれるもので、高い殺菌力を持つと同時に安全であることが知られている治療水になります。
当院では、ユニットに流れる治療時の水から、患者様のうがい用のお水まで、このエピオス・エコシステムによって管理されている安全な水が流れています。
エピオス・エコシステムによりつくられるお水には下記のような特徴があります。
- 【殺菌力】
- 細菌は10秒以内にほとんどが死滅します。ウィルスも30秒以内にほとんどが失活します。安全性水道法水質規準項目をクリアしています。下水道排除基準にも合致しており、処理の手間は不要です。
- 【優れた機能性】
- 操作・管理が容易です。自己診断装置等の品質管理システムを搭載しています。
- 【選べる殺菌消毒力】
- 治療にも応用可能な、必要に応じた高濃度の殺菌水を得ることが可能です。
当院は、本当に患者様が安心して施術をお受けいただける医療環境を整えるため、このほかにも様々な滅菌・消毒対策に力を注いでおります。
是非、安心して治療に専念してください。